対潮楼

1711年にこの広間に通された朝鮮通信使は目の前に広がる景色を見て、朝鮮より東で一番美しいという意味の「日東第一景勝」と称しました。お座敷から見える風景は当時と変わらぬ美しさを見ることができます。混雑を避けゆっくり楽しみたい方は朝早めの訪問をおすすめします。入館料は大人200円、中学生150円、小学生100円。営業時間は平日9〜17時、土日祝日は8〜17時です。ゆったり流れる時間の中で美しい景色を体感し、癒やされること間違いなしです！

対潮楼は坂本龍馬とも関わりがある場所として知られています。慶應3年(1867年)4月に龍馬が乗っていたいろは丸と、紀州藩が乗っていた明光丸との衝突事故に関して談判が行われた場所が対潮楼でした。いろは丸事件についての資料展示もあるので歴史に思いをはせながら見る絶景もいいものですね！また坂本龍馬が好きな方にお勧めなのが、土日祝日に鞆の浦の町に登場する観光ボランティアガイドの「鞆龍馬おもてなし隊」です。龍馬に扮したガイドさんと写真が撮れますし色々教えてくれるので、出会えた方はラッキーです！

一しきり景色を堪能し、歴史を体感した後は美しい風景をバックに写真が撮りたくなりますよね！対潮楼のお座敷には赤絨毯が敷いてあり、海を望むように建てられて柱は額縁のようにも見えるため写真を撮るには絶好のスポットです。穏やかな瀬戸内海と目の前に広がる島々はとても牧歌的でまるでおとぎ話の世界に入ったみたいです。晴れた日は特に青い海と空、島々の緑、赤い絨毯のコントラストが効いてきれいな写真が撮れます！

対潮楼には絶景が見られるお座敷とは別室で写経体験ができます。写経体験場の窓からも仙酔島や、時折通るレトロな観光船いろは丸が見えるので、この絶景の中で更に特別な体験をしたい！という方にお勧めです。料金は1,000円です。美しい風景を見て心が満たされた後に、更に写経をすることで心が落ち着きリラックスできることでしょう。お寺でゆっくりしたい方、時間を忘れリラックスした旅をしたい方にお勧めのアクティビティです。

対潮楼の敷地内には駐車場はありませんが、最寄りの駐車場からお寺に着くまで歩く道も楽しみの一つです。お寺は小高い丘に建てられており、向かう途中の道は車も入れないような細い坂道を登っていきます。港町ならではの細い路地や密集した古い家屋は散策するにはとても楽しい場所です。鞆の浦のシンボルとして有名な常夜灯やカフェ、お土産物屋さんなどゆっくり回りたいスポットが徒歩圏内にたくさんあります。お寺できれいな景色を見た後は鞆の浦の町歩きをぜひ楽しんでください！