戸隠神社

戸隠神社は、神武天皇の御代に創建された歴史ある神社です。社殿は、日本古来の建築様式である「深い軒のある長屋造り」を採用しており、迫力ある建物となっています。また、戸隠神社周辺には、戸隠神社秘伝の術を伝授する「戸隠流忍者道博物館」や、国指定の史跡「戸隠遺跡」があり、歴史や文化に興味のある方には必見のスポットです。戸隠神社周辺で、日本の歴史や文化を感じてみませんか。

戸隠神社は長野県北信地方の戸隠山麓にあり、神秘的な自然に囲まれたスポットです。四季折々の景色が美しく、特に秋は紅葉が見頃となります。神社周辺には、戸隠山をはじめとする山々が広がっており、ハイキングやトレッキングなどアウトドア派にはおすすめのスポットです。森林浴も心身ともにリフレッシュできます。自然豊かな戸隠神社周辺で、古き良き日本の風景を感じてみませんか。

戸隠神社周辺には、地元で採れた野菜や食材を使用した美味しいグルメが揃っています。特に有名なのが「戸隠そば」です。平均気温が低く、昼夜の寒暖差が激しい高原の気候が蕎麦の栽培に向いており、甘味の強い蕎麦を作ることができます。さらに、鮎の塩焼きや笹団子など、地元の味覚を堪能することができます。戸隠神社を巡る途中で、美味しいグルメを味わってみませんか

戸隠神社は、五つの神社から構成される「五社巡り」という巡礼があります。それぞれに個性的な神社があり、歴史や文化を感じられます。五社巡りは山の奥から、「奥社」「九頭龍社」「中社」「火之御子社」「宝光社」の五社からなります。奥社は開運、心願成就、五穀豊穣のご利益、九頭龍社は雨ごいや治水など、水関連のご利益があります。さらに中社は学業成就のご利益、火之御子社は縁結びや舞楽芸能のご利益、一番手前の宝光社は厄除けや家内安全のご利益があります。山の中を長時間歩くため、歩きやすいスニーカーで行くことをおすすめします。

戸隠には忍者伝説があります。「戸隠流忍術」のルーツは800年前、源平の戦いまで遡ります。養和元年（1181）、木曾義仲が平家軍と交えた戦いの際に、義仲の家臣として加わったのが仁科大助です。大助は、古くから戸隠や飯綱で修験道の修行をして、さまざまな技を身につけていました。そして、寿永3年（1184）、義仲が討ち死にしたあと、伊賀に逃れて、さらにそこで伊賀流忍術を習得しました。それから戸隠の地にふたたび戻って、戸隠流忍術を開きました。別名、戸隠大助と呼ばれる彼こそ、戸隠流の開祖です。忍術と言えば伊賀と甲賀が有名ですが、古武道として今でも伝わっているのは戸隠忍術だけです。