山梨県立美術館

山梨県立美術館は、別名「ミレーの美術館」とも呼ばれるほど、ミレーをはじめとするバルビゾン派画家の展示が充実しています。特に、ジャン＝フランソワ・ミレーの作品は数多く所蔵されており、代表作の一つ「種をまく人」をはじめ、見ごたえのある作品ばかりです。美術館の展示室は広く、作品をじっくりと鑑賞したい方もぴったり。また、周辺の景観も美しく、ミレーの世界に浸りながら、富士山や花庭園など自然の美しさも感じられます。

山梨県立美術館では、ミレーの作品だけでなく、日本の近現代芸術も展示されています。例えば、日本美術院の創設にも関わった名画家、横山大観の「夏之霊峰」や、明治時代の女流画家として著名な野口小蘋の「美人招涼図」など、美術ファンなら一度は鑑賞したくなるような作品ばかりです。日本の近現代画家の作品まで所蔵し、幅広いジャンルの作品を楽しめるのが山梨県立美術館の魅力といえます。

山梨県立美術館では、定期的に展示内容が変わる特別展が随時開催されています。過去には、絵画のみに限らず彫刻家の作品展や、縄文時代の土器や資料を集めた特別展が開催。常設展示とは異なるユニークなテーマで、個性的な展示にであるのが特別展の魅力です。気になる方は、ホームページで開催中の特別展情報をチェックしてみましょう。

山梨県立美術館は、6ヘクタールもの敷地を有する「芸術の森公園」内に位置してます。緑豊かな公園内にはバラ園やボタン園、しょうぶ園などがあり、四季折々の景色を楽しめるのが魅力です。また、公園内には岡本太郎やロダンの作品も展示されているため、芸術と自然を一度に満喫しながら、山梨の素晴らしさを感じられますよ。

山梨県立美術館には、ミュージアムショップとレストランがあります。ミュージアムショップの魅力は、ここでしか手に入らないアートをモチーフにしたお菓子やポストカードなどのアイテムです。特別展の期間中には、そのときしか購入できないオリジナルグッズも販売されます。また、館内のレストラン「アートアーカイブス」では、ミレーの作品をモチーフにしたユニークな料理をいただけます。