中尊寺

岩手県

4.4

このエリアの観光情報

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国宝・重要文化財を有する平安美術の宝庫

850年に開かれ、12世紀初頭に藤原清衡が大規模な造営を行った中尊寺。国宝に指定されている「金色堂」や、約3,000点の文化財を収蔵する「宝物館讃衡蔵」があります。奥州平泉の繁栄ぶりを体感できる大人気スポット。

特徴・楽しみ方

定番歴史

見どころ

ポイント 1

歴史と文化に触れる中尊寺散策

中尊寺は、歴史的な建築が立ち並ぶ岩手県平泉に位置しています。特に、当時の工芸技術を集結させた国宝の金色堂は、中尊寺の栄華を今に伝える貴重な建築です。また、豊かな自然に恵まれた中尊寺の境内では、春の桜、月見坂の高揚をはじめ、四季折々の美しい景色を楽しめます。平安時代から続く歴史とさまざまな文化財に触れながら、歴史散歩を楽しみましょう。

ポイント 2

桜の名所！中尊寺の桜を楽しむ

中尊寺は、桜の名所としても有名です。春には多くの観光客が訪れ、桜の開花時期にはライトアップも行われます。境内を散策しながら、咲き誇る桜を鑑賞するのはもちろん、休憩場でお茶菓子を楽しみながら、美しい景色を楽しむのもよいでしょう。また、中尊寺の周辺には毛利寺や厳美渓のような花見の名所が点在しているので、合わせて立ち寄ってみるのもおすすめです。

ポイント 3

美しい参道ライトアップ「紅葉銀河」

中尊寺は、秋の紅葉が美しく、ライトアップされた参道は幻想的な雰囲気を醸し出します。秋が深まる頃に開催される参道ライトアップイベント、「紅葉銀河」では、暗闇の中、灯りに照らされた美しい紅葉を楽しめるのが魅力的です。紅葉の見頃は毎年10月下旬から11月の中旬。秋の訪れを感じながら、幻想的な参道ライトアップを楽しみましょう。

ポイント 4

中尊寺周辺のグルメ巡り

中尊寺周辺には、手打ちそばや地元の新鮮な食材を使用した季節感のある天ぷらなど、絶品のランチを堪能できるお店があります。特に岩手県の名物グルメでもある「わんこそば」は観光中に一度は堪能したいグルメの一つです。その他にも、中尊寺周辺では地元産の米や野菜を使った料理も人気。歴史と文化を感じながら、美味しいグルメ巡りを楽しみましょう。

ポイント 5

見逃せない中尊寺の穴場スポット

中尊寺には、金色堂や讃衡蔵の他にも、さまざまな穴場スポットがあります。例えば、武蔵坊弁慶を祀った弁天堂の近くには、顔出しパネルがあるので、記念撮影にぴったりです。その他にも病気平穏や目の病気にご利益があるとされる峯薬師堂や、中尊寺の鎮守、白神神社境内にある能舞台など、見逃しがちな穴場が満載。ぜひ、中尊寺参拝の際は、忘れずに立ち寄ってみてください。

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歴史

平安時代後期建立の歴史あるお寺

岩手県平泉の中尊寺は、850年比叡山の高僧、慈覚大師円仁によって開山された歴史あるお寺です。境内には奥州藤原氏、初代清衡公によって上棟された国宝「中尊寺金剛堂」、文化財3,000点以上を収蔵する「讃衡蔵」などがあり、奥州藤原氏によって造営された大伽藍の魅力を現代に伝える、貴重な建築、文化財に出会えます。

アクセス

JR平泉駅が最寄り駅

中尊寺のある岩手県平泉は、JR東北本線「平泉」駅が最寄り駅です。「平泉」駅までは、JR東北新幹線「一ノ関」駅から東北本線に乗り、約9分でたどり着けます。また、「平泉」駅から中尊寺までは、平泉町内巡回バス「るんるん」や路線バスで約5分、徒歩なら約20分です。観光の際に、中尊寺と合わせて周辺スポットまで巡る予定の方は、バスの利用をおすすめします。

基本情報

	住所	〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関２０２
	営業時間	8:30～17:00
	TEL	0191-46-2211
	Webサイト	http://www.chusonji.or.jp/

平均レビュー

4.4

4件のレビュー

4月半ばの平日ということもあり観光客も少なく快適に観覧できました。参道の坂は初めはキツめですがすぐに緩やかになります。体力似自信が無い方は上部の駐車場がおすすめです。見どころのお堂はほとんどが質素かつ重厚で趣深いのと対照的に、金色堂は際立ってド派手で圧巻です。現在はコンクリート製のお堂に覆われ保存されていますが、本当に外に建っていたのかと思うくらい豪華で芸術性の高いお堂でした。その歴史背景には奥州藤原氏の栄華とその滅亡という物語もあり、歴史を学び直すことができます。何より現地に赴くと思いもしない発見が沢山ありますね！平泉南部鉄瓶はずーっと欲しかったのですが、今回ようやく手に入れることが出来ました。地元の専門店ならではの貴重な話も聞くことが出来て高価でしたが大満足です。平泉南部鉄瓶のお湯でドリップした珈琲はめちゃくちゃ香りが高くさらりとスッキリして美味しいですよ！

皆さんはご存知でしたか？？「中尊寺」…が寺院の名前ではない事を……。私は勘違いしていました。平泉の関山丘陵にある山全体の総称なんですね。ここには沢山の天台宗の寺院があって、特に「金色堂」が有名です。この「中尊寺」を完成させたのが〈奥州藤原氏〉初代の清衡(きよひら)です。戦乱で父を失い、母と共に人質となり…辛い幼少期を過ごした清衡。戦乱で亡くなった命を平等に供養し、戦乱の世を平和に導く為の願いが「中尊寺」に込めらています。金色堂や二階大堂などを建立し、池を掘って庭園を造営するなど……20年という年月をかけて「中尊寺」を完成させたとか。ちなみに〈奥州藤原氏〉とは… 平安中期から後期の東北地方の豪族で、平泉を拠点として陸奥国一帯を支配していた藤原清衡、基衡、秀衡、泰衡の4代を〈奥州藤原氏〉と呼びます。月見坂の入り口に一番近い(第一駐車場)に車を停めて「金色堂」へ向かおうと思います。月見坂は勾配のある坂が続きます。（ご高齢の方や時短で観光したい方は、もう少し上にも駐車場があるようです) 参道を歩き始めると両脇の樹齢300年を越える杉が迎えてくれました。荘厳な雰囲気に包まれ、地表にまで張り出した(力強い根)のパワーも頂きました。参道の途中にはお堂が点在していますが、……その中間地点に中尊寺の中心となる「本堂」が、そして、坂を登りきった所に「金色堂」があります。確かに坂ですが、お店やトイレや休憩所もあるので景色を楽しみながら、のんびりと散策しました。 1124年に建てられた「金色堂」は国宝建造物として認定された第１号なんです。参道沿いにある数々のお堂は殆どが江戸時代中期以降に再建、移築されたものですが…… この「金色堂」は創建当時の姿のまま残った唯一のものです。お堂の内外すべてに金箔が貼られ内陣は金銀螺鈿や蒔絵などで飾られていて、極楽浄土を表現しているとか。大人1000円。写真撮影は禁止です。雨、風、雪で傷まないように「覆堂」の中にある「金色堂」は、丸ごとガラスで覆われ手すりで囲まれていました。思っていたよりも小さなお堂です。でも、暗がりの中ライトアップされて浮かび上がる（金の輝き)は息を呑む美しさです。絢爛豪華な姿は圧巻でした。ただ残念な事に、内陣の蒔絵などの細工をよく見られませんでした。なにしろ人が多すぎて近くまで行けないのです。やはり早朝とか、混まない時間帯に来るべきでした。ちなみに「金色堂」は〈奥州藤原氏〉の当主4代が眠る霊廟で、自然ミイラ化したご遺体が眠っています。参拝者(正面)から向かって左側に基衡、右側に秀衡、中央に清衡、左側に頼朝に敗れた泰衡の首が安置されています。そして、この泰衡の首桶から約100粒のハスの種が発見され、1998年に開花に成功。 ≪中尊寺ハス≫と命名され中尊寺の池に植えられています。そういえば「一ノ倉邸」にも株分けされた≪中尊寺ハス≫がありました。旧覆堂、能楽殿、本堂などを見てまわって２時間位。自然豊かな景色を楽しみながら、そして、平安仏教の世界に浸りながら、心豊かになった時間を過ごしました。追記金色堂や他のお堂で、それぞれの御朱印が頂けるようなので集めながら散策するのもお薦めです。

奥州藤原氏の菩提寺として、あまりにも有名な中尊寺です。特に、金色堂が有名です。しかし、私は、その規模の大きさに圧倒されました。中尊寺は、とても敷地が広いです。本堂や金色堂までは、長い長い坂道を上がり続けます。途中には、多くの堂宇が建っています。何か全ての宗派が存在している感じです。秀衡公が、奥州の安寧を願った結果でしょう。その藤原氏も、呆気なく滅んでしまいました。継続することのむずかしさを感じます。しかし、中尊寺は、多くの人びとの力で、今日まで存続しています。これは、すばらしいことです。日本の多くの歴史的建造物が、今日まで存続しているのは、世界に誇れることです。