潮吹穴

潮吹穴は浄土ヶ浜の北側、日出島地区と休暇村陸中宮古の間の海岸に位置しています。潮吹穴の下には海食洞（波の浸食によってできた洞窟）があり、地上とつながっています。穴の上面は紡錘形で、長さ2.5m、最大幅65cmとなっています。大きな波が打ち寄せると、波の圧力によって海水が地上に吹き出す潮の吹き穴現象が起こります。潮の高さは波の状態によって異なりますが、特に波が荒れていたり、北東の風が強かったりすると、吹き上げる潮の高さは30mにも達し、見る者を圧倒する迫力と壮観さを味わうことができます。潮吹穴は自然の力が生み出す美しい現象であり、訪れる人々にとって驚きと感動の体験となるでしょう。特に波の激しい日や風の強い日に訪れると、迫力ある潮の噴出を目にすることができます。浄土ヶ浜の美しい自然と海岸の景色とともに、潮吹穴の壮大な光景を堪能してください！

潮吹穴へのアクセス方法は、公共交通機関を利用する場合、まずJR宮古駅から岩手県北バスの奥浄土ケ浜行きに乗ります。バスに乗って約13分後、浄土ケ浜ビジターセンターで下車し、徒歩で約5分ほどの乗船場に向かいます。そこから「ウミネコ航路・浄土ケ浜周遊コース」を利用して潮吹穴に向かいます。もしくは、宮古駅から車で潮吹穴駐車場まで約15分の所要時間です。駐車場に車を停めた後は、徒歩で約20分ほどで潮吹穴の展望台に到着することができます。自家用車を利用する場合は、東北道の盛岡南ICから国道106号および45号経由で約2時間15分かかります。