富士山本宮浅間大社

富士山本宮浅間大社は、静岡県富士宮市にある神社で、全国に約1300社ある浅間神社の総本山です。境内は広大で、本宮社地で約17,000平方メートルになるほか、富士山の8合目以上の約385万平方メートルも社地として所有しています。富士山信仰の中心地として知られ、多くの観光客に人気のスポットです。境内には、本宮と奥宮があり、登山が必要な奥宮は、富士山頂上に位置しています。1000年以上の歴史を誇り、世界遺産、富士山の構成遺産の一つにも数えられる貴重な神社を参拝しましょう。

富士山本宮浅間大社は、御朱印が人気で、御朱印帳を持参することをおすすめします。御朱印は、本宮、奥宮、そして富士山頂上など、場所によって異なる御朱印をもらえるのも広大な敷地を誇る富士山本宮浅間神社ならではです。奥宮や頂上にある神社で御朱印をもらう場合、登山が必要になるため、服装を整えて向かいましょう。

富士山本宮浅間大社の境内では、500本以上植えられた桜の木をはじめ、広大な敷地を活かした自然鑑賞が可能です。火口に大きく突き出している虎岩、雪解け水が何層にもなった溶岩の間を通り湧出する湧玉池まで、自然の魅力を感じられるスポットが点在。また、山頂にある久須志神社周辺からは、富士山一帯を一望できる絶景を楽しめると評判です。

富士山本宮浅間大社の見どころの一つが、境内にある重要文化財や天然記念物です。例えば、多くの参拝客が訪れる本殿は、二重の楼閣造で棟高は45尺。浅間造りとも呼ばれるその構造は国内でも例を見ず、重要文化財にふさわしい荘厳さを感じさせます。その他にも、特別天然記念物に指定されている湧玉池、参拝客を出迎える楼門など、境内の見応えあるスポットにぜひ立ち寄ってみてください。

富士山本宮浅間大社は桜の名所としても有名です。毎年春には桜まつりが開催されます。境内には樹齢約800年の「御神木」を含め約500本の桜が植樹されており、見ごたえ十分です。桜まつりの期間には、桜のライトアップまで行われ、普段とは一味違った景色を楽しめますよ。また、周辺には桜まつり以外にも季節やイベントに合わせた楽しみ方ができます。ぜひ訪れてみてください。